憧れブランドのウェディングドレス、相場から持ち込みトラブルまでを徹底解説

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理想のドレス…でも、「持ち込み料」に注意!

ここでは、式場以外のお店からウェディングドレスを決めようと思っている方のために、なぜか請求される「持ち込み料」に関する情報をご紹介。理想のドレスを着るために、持ち込み料金を節約・回避するコツもお教えします!

式場以外で入手したウェディングドレスの敵、「持ち込み料金」

持ち込み料金についてのさまざまな疑問。以下に、Q&A形式でまとめてみました。

Q1.持ち込み料金って?

A1.持ち込み料金とは、式場が提携しているドレスショップ以外でウェディングドレスをレンタル・購入し、挙式で着用する場合に請求される料金のことです。

持ち込み料金が掛かる代表的なものはウェディングドレスですが、ほかにも、ブーケ・引き出物、写真やビデオ撮影で提携外の業者にお願いする場合にも持ち込み料を請求されることが多くあります。

Q2.幾らくらい掛かるの?

A2.式場により異なりますが、金額は「1着あたり5~10万円」が平均的です。結婚式に関してドレス代込みのパック料金で契約している場合、持ち込みをしてもドレス代が返金されるところはほとんどありません。

Q3.なぜ、持ち込み料金が掛かるの?

A3.式場側の理由としては、「持ち込んだドレスの保管料金」「持ち込みのドレスに関するトラブル回避のため」といったものが挙げられます。

持ち込みのドレスが汚れたりほつれていた場合や、式当日までに届かなかった場合・サイズが合わなかった場合のリスクヘッジだといいますが…。

Q4.持ち込み料って結構高いけど、どんなサービスをしてくれるの?

A4.これも式場によりますが、持ち込み料金で実際にやってもらえるのは、持ち込んだドレスの保管のみというところがほとんど。

ドレスに関するトラブル回避のため、と言いながらも、実際にドレスが汚れていたりしても、「他社さんのドレスなので、勝手には触れない」と、クリーニング等は対応してくれない…ということが多いようです。

Q5.なぜ、持ち込み料は高額なの?

A5.式場としてはA3.のような理由を挙げていますが、実際に行ってくれるのは保管のみ。ということを考えると、1着5万円という料金は高過ぎると思えます。ですが、実際は…。

式場と提携しているショップが支払う提携料(なんと、支払った料金の50%とも言われています)を、ドレス代に上乗せしている、というのが真実のようです。

Q6.あまりにも高額で、理由も不明な持ち込み料…これって、法律的に正しいの?

A6.管理人が友人の弁護士に相談したところ、以下のような回答がきました。

「提携先の衣裳業者以外から選ぶと割高になり、消費者(新郎新婦)に一方的に不利な取り決めだといえる。これは、<消費者契約法10条>に基づいて鑑みると、無効にできる可能性がある。
また、他業者が入り込む余地がないことに着目すると、<独占禁止法違反>の可能性もある。」

ただし、上記はあくまで可能性。契約形態によっては違法性を問えない場合もあるので、消費者団体や公正取引委員会へ申告をして判断してもらう必要があるのだそうです。ですが、現状では、持ち込み料をはじめとする結婚式場の抱え込みについては、あまりクローズアップされてはいないのだとか…。消費者である私たちが、少しずつ声をあげていくことで、改善される可能性もあるのだといいます。

例として教えてもらったのは、結婚式場のキャンセル料金についての事例でした。

  1. ある式場のキャンセル料があまりに高額だったため、カップルが消費者団体に相談。
  2. 消費者団体から式場に、キャンセル料金の妥当性を図るための質問状を送付するも、拒否される。
  3. 再度、違法性を問う内容であることを明確化し、意見交換の場を設けたい趣旨の申し入れ書を送付。
  4. 式場からは、意見交換の場を設けるには守秘義務契約書を交わしたいと要望があったが、契約内容は消費者団体が意見交換の場で交わした情報を一切他に漏らさないように求める理不尽な内容。
  5. 消費者団体から式場に、新たな内容で守秘義務契約を結びたいと申し入れ。
  6. 式場側は新たな契約を提案してはこず、交渉完了には至らず。消費者団体はこれまでの経緯を公表する。

ちなみに、この式場は、挙式の1年以上前にキャンセル申請をしたカップルからもキャンセル料を請求していたのだとか(しかも、かなり高額)。法的には問題ないのですが、通常であれば1年あれば別のカップルを勧誘することは可能と考えられるため、キャンセル料の請求は無効と考えられるのだそうです。

地道な活動ではありますが、こういった申告をしてくれる団体も多数存在しています。どうしても困ったら、地域の消費者団体に相談してみるのもひとつの方法だと思います。

Q7.持ち込み料を支払ったら、予算オーバーしちゃうかも…何とか回避する方法って?

A7.ネットで調べてみたところ、ある弁護士さんがブログで以下のように回答していました。

「結婚式場の約内容に持ち込み禁止(持ち込み料が掛かる)の旨が記載されている場合、契約する当事者であれば、契約を締結する前に、<持ち込みが原則できないんですか?これって、独占禁止法違反じゃないですか?><こういった契約って、公序良俗に反しているから無効になるって聞いたことがあるんですけど…>と主張してみてください。式場側が危機感を持てば、持ち込み禁止の条項を削除してもらうことができます。」

…ちょっと勇気がいる方法ではありますが、どうしても着たいブランドのウェディングドレスがあるという方は、旦那さまに頑張って主張してもらうといいと思います。

また、先輩花嫁からも、以下のような方法が挙げられていました。

「面と向かって、衣裳は持ち込みます!なんていっちゃうと、式場との関係がギクシャクしちゃいますよね。だから、こっそりプランナーさんに相談してみるといいと思います。

<どうしてもあのブランドのウェディングドレスが着たくて…子供の頃からの夢だったんです><母から譲られたドレスなので、親族一同楽しみにしていて…絶対に着たいんです>など。

プランナーさんだって人間ですから、情に訴えかけるのは意外と有効。それに、持ち込み禁止が理由で挙式をキャンセルしてしまったら、プランナーさんだって困るはずですから。

持ち込みがOKになるかは式場やプランナーさんによると思いますが、代替案を出してくれたり、提携先のドレスショップに値引きを交渉してくれるなど、何らかの対応をしてくれるはずです。

困ったらプロに相談。基本中の基本だけど、あらためて立ち返ってみると、すんなりOKになるかもしれませんよ。」

もっと言えば、ドレスを持ち込む可能性がある場合は、下見や見積り時点で「持ち込み料って書いてますけど、これって絶対に掛かるんですか?」など、<値引きのひとつ>としてカットしてもらってしまうという方法も有効です。

事前に言質を取っておけば、その後持ち込むことになってもスムーズですものね。

他にも、以下のような方法が。

「購入したドレスだったら持ち込み料無料、という式場の場合は、レンタルしたドレスを購入したと言い張って(笑)持ち込む、という手もアリ。ドレスショップの名前が入っていたりしなければ、人目には分かりませんから…。」

「ホテルウェディングの場合、持ち込み料を払わないと保管をさせてくれないなら、代わりに前日ホテル泊にしちゃえばどうでしょう?いずれにせよお金はかかるけど、意味の分からない持ち込み料を取られるよりは納得がいくし、挙式前日は準備で何かとあわただしいので、いっそ泊り込んだ方がゆっくりできますよ。」

…理想のドレスを着て、理想の式場で結婚式を挙げたい!普通の希望を叶えるだけなのに、結構大変ではありますが、一生に一度のウェディング、妥協しないためにも、皆さんの健闘を祈ります